ジュノパークの料金は？予約必須？キッザニアとの違いを親目線解説

ジュノパークは現代の親の不安に応える「未来への投資」になる場所

「今年の夏休み、どこに連れて行こう？」

「ただ楽しいだけじゃなく、子どもの将来のためになるような特別な体験をさせたい」。

小学生と幼児のお子さんを持つ親なら、誰もが抱くこの願い。

物価が上がり続ける今、お出かけにはかけた時間とお金に見合う「価値」を求めたくなるのは当然です。

そんな中、2025年8月5日、私たちの切実な願いに応えてくれるかもしれない、まったく新しい施設が京都府木津川市に誕生します。

その名は「JUNOPARK（ジュノパーク）」。

この施設は、単なるお仕事体験パークではありません。

住宅メーカーの積水ハウスが手掛ける「住育（じゅういく）」をコンセプトに、子どもたちが未来を生き抜く力、いわゆる「非認知能力」を遊びながら育むことを目指しています。

この記事では、ジュノパークが「小学2年生の男の子と5歳の女の子」といった年の差兄弟がいる家族にとって本当に価値ある場所なのか、料金や予約方法、他の施設との違いを、どこよりも親目線で正直にレビューします。

結論から言うと、ジュノパークは一過性の楽しみで終わらない、子どもの成長と家族の未来への「価値ある投資」 になる可能性を秘めた場所です。

【料金・予約】ジュノパークの基本情報と行く前に知るべき注意点

ジュノパークを120%楽しむために、まずは料金や予約といった基本的な情報を押さえましょう。

特にチケットの予約方法は見落としがちな重要ポイントです。

驚きの料金体系｜未就学児はなぜ無料？

ジュノパークの料金設定は、他の大型レジャー施設と比較して非常に良心的です。

【体験エリア入場料】

• 大人（高校生以上）: 1,000円
• 子ども（小・中学生）: 500円
• 未就学児: 無料

特筆すべきは、

未就学児が無料であること。

これは単なる価格設定ではなく、「小さなお子さんにも、ぜひこの空間の持つ素晴らしい雰囲気に触れてほしい」という施設からのメッセージです。

これにより、4人家族（大人2名、小学生1名、幼児1名）でも合計

2,500円で入場でき、驚異的なコストパフォーマンスを実現しています。

【最重要】チケットは完全オンライン事前予約制

ここが最も重要なポイントです。

体験エリアへの入場は、

公式サイトからの完全オンライン事前予約制です。

現地での当日券販売は一切ありませんので、必ず事前にスマートフォンやPCから予約・購入を済ませておきましょう。

人気アクティビティは「現地での整理券」がカギ

入場チケットとは別に、メインの6つの「体験アクティビティ」に参加するためには、

現地で無料のアクティビティパス（整理券）を取得する必要があります。

人気のアクティビティは早い段階で定員に達する可能性があるため、入場したらまず家族で参加したいプログラムの整理券を確保するのがおすすめです。

営業時間と休館日

お出かけ前には、公式サイトで最新の情報を確認しましょう。

• 施設全体: 9:30 - 17:00
• 休館日: 毎週水曜日（祝日・長期休暇期間は除く）、年末年始など

積水ハウス公式　JUNOPARK（ジュノパーク）- 住育エデュテイメント施設はこちらから

アクセスと無料駐車場情報

所在地は京都府木津川市です。大阪方面からのアクセスも良好です。

• 所在地: 〒619-0224 京都府木津川市兜台6-6-4
• 車でのアクセス: 京奈和自動車道「山田川I.C.」から約5分。 120台分の駐車場が無料で利用できるのは、子育て世代にとって非常に大きなメリットです。
• 電車でのアクセス: 近鉄京都線「高の原駅」から徒歩約17分。 小さな子連れの場合は駅からタクシー（約5分）の利用が現実的でしょう。

小さな子連れに優しい！館内設備まとめ

ジュノパークは、保護者の負担を軽くするための配慮が行き届いています。

• 全館バリアフリー（一部除く）
• ベビーカー・車いすの貸し出しあり
• 授乳室、多目的トイレ完備

これらの設備が整っているため、赤ちゃんや小さなお子さん連れでも安心して一日を過ごせます。

まとめ：ジュノパークの基本情報

ジュノパークへのお出かけは、「オンラインで事前予約」 さえ忘れなければ、非常にリーズナブルかつ快適に過ごせるよう設計されています。

無料駐車場や充実したベビー設備も、家族旅行の計画を立てる上で心強いポイントです。

ジュノパークの「住育」体験は小学生・幼児にどう響く？

では、ジュノパークの核心である「住育エデュテイメント」とは何なのでしょうか？

他の施設と何が違い、子どもたちは具体的に何を学び、どう楽しむのかを深掘りしていきます。

「住育」って何？キッザニアとの根本的な違い

ジュノパークを理解する鍵は「住育（じゅういく）」というコンセプトです。

これは、子どもにとって最も身近な「住まい」や「暮らし」を通して、未来を生きる力を育むという考え方です。

【学びの質の違い】

キッザニアが問うもの: What will you BE?（どんな職業につく？）

ジュノパークが問うもの: How will you LIVE?（どんな風に豊かに生きる？）

つまり、特定の職業スキルを学ぶのではなく、

共感力、問題解決能力、創造性といった、あらゆる人生の土台となる「非認知能力」を育むことに主眼が置かれているのです。

全6種！メインアクティビティを年齢別に攻略

予約制の体験エリアでは、6つのテーマで「住育」を体感できます。

ここでは「小学2年生の男の子」と「5歳の女の子」がどう楽しむか、という視点で見ていきましょう。

1. マイルーム大改造（自己を表現する感性）
   • 真剣な眼差しでタブレットをのぞき込み、自分だけの部屋をデザイン。「この壁紙、ママは好き？」「このベッド、かっこいいでしょ！」そんな会話が自然に生まれる、創造力を刺激する空間です。
   • 小2男子:
   • まさに大好きなゲームの世界。自分の「好き」という気持ちを、誰にも遠慮することなく思いきり爆発させる喜びを味わえます。
   • 5歳女子:
   • 直感的に色や素材を選んでいく作業に夢中になります。「どっちの色が可愛い？」と親子で対話しながら、お子さん自身の「好き」を発見する時間に。
2. 2メートルタワー建築（観察・追求する感性）
   • 「あっ、倒れる！」「こっち持ってて！」子どもたちの声が飛び交う中、チームで協力してタワーを建設。ハラハラドキドキを共有し、顔を見合わせて笑ったり悔しがったり、感情が豊かに動く体験です。
   • 小2男子:
   • 手を動かしながら「どうすれば倒れないか？」を考えるプロセスは、最高の知育遊び。失敗から学び、工夫する楽しさに目覚めます。
   • 5歳女子:
   • 「このボールを渡す係、お願いね」と簡単な役割を任せるだけでOK。「自分もチームの一員だ！」という誇らしげな表情に、親として胸が熱くなるはずです。
3. 戦略アスレチック（多角的な視点で捉える感性）
   • 特殊な装具で、いつもなら簡単な動きがもどかしい！「右だよ！」「そこ、足元見て！」と自然に声が飛び交い、チームで知恵を出し合う面白さに気づけます。ゴールできた瞬間の、チーム全員でのハイタッチは格別です。
   • 小2男子:
   • 思い通りにいかないもどかしさが、逆に「どうすればクリアできる？」という思考力を刺激。友達と協力して困難を乗り越える達成感を味わえます。
   • 5歳女子:
   • お子さんの性格に合わせて、無理のない範囲での参加を。見ているだけでも、お兄ちゃんやお姉ちゃんを応援する楽しさがありますし、その場の雰囲気を共有することが大切な体験になります。

【図表①】人気施設との比較（料金・コンセプト）

施設名	コンセプト	学びの主軸	主な対象年齢	料金目安（4人家族※）
ジュノパーク	住育エデュテイメント	生活・環境を通じた非認知能力	小学校高学年～	約2,500円
キッザニア甲子園	職業体験	職業体験・社会の仕組み	3～15歳	約14,000円
レゴランド大阪	創造的な遊び	創造力・ブロック組立	3～10歳	約8,800円～

未就学児でも飽きさせない！無料エリアの賢い使い方

「下の子が途中で飽きてしまわないか…」という心配は無用です。

ジュノパークは、予約不要で楽しめる無料エリアが非常に充実しています。

• 体験ギャラリーで遊ぶ: 各アクティビティエリアに併設された展示ギャラリーは、幼児でも直感的に楽しめる仕掛けが満載です。
• ライブラリー「本の庭」で休憩: シンボルツリーのふもとに広がる、約1000冊の絵本が並ぶ美しいライブラリー。木のぬくもりを感じる空間で、柔らかな光に包まれながら子どもと絵本を読む時間は、親にとっても最高の癒やしになるはずです。
• パブリックエリアを散策: 上の子がアクティビティに参加している間、下の子はカフェやショップのあるエリアでゆったり過ごす、という時間の使い方が可能です。

食事はどうする？館内カフェ＆レストラン情報

館内にはカフェとレストランが完備されているため、食事のために一度外に出る必要がありません。

• カフェ「iru-ca donuts & coffee」: 手作りドーナツが人気。
• レストラン「うどんと膳 あわさい」: うどんや定食が楽しめます。

時間を有効に使い、一日中快適に過ごせるのは嬉しいポイントです。

正直な感想｜どんな家族に「刺さる」場所か？

すべての情報を踏まえて、ジュノパークは次のような家族にこそ、強くおすすめできる場所だと感じます。

【こんな家族にオススメ！】

• 子どもの将来を考え、「生きる力」そのものを育んであげたいと願う家族
• 具体的な職業体験よりも、共感力や創造性といった内面的な成長を重視する家族
• コストを抑えつつも、質の高い学びの機会を子どもに与えたい家族

もしお子さんが「消防士になりたい！」といった具体的な夢を持っているならキッザニアが、自由な創造力を発揮させたいならレゴランドが最適かもしれません。

しかし、日々の暮らしの中に学びを見出し、これからの社会に不可欠な感性の種を植え付けたいなら、ジュノパークは唯一無二の価値を提供してくれます。

まとめ：ジュノパーク

ジュノパークの体験は、ランダムな遊びの寄せ集めではありません。

コラボレーション、創造性、共感力といった、

これからの時代に不可欠な非認知能力を育むために、緻密に設計されたカリキュラムです。

子どもたちが遊びに夢中になるうちに、未来を生きるための「心の道具」を自然と手に入れている。そんな確かな成長を目の当たりにできる場所です。

よくある質問FAQ

アクティビティは、すべて予約や整理券が必要ですか？

予約制のメインアクティビティ（6種類）に参加するには、現地で配布される無料の整理券が必要です。 ただし、各エリアに併設されている「体験ギャラリー」や、ライブラリー「本の庭」は整理券なしで自由に楽しめます。

滞在時間の目安はどれくらいですか？

2〜3つのメインアクティビティ（各約45分） への参加と、ギャラリーやライブラリーでの時間を考えると、半日（3〜4時間）程度を見ておくと、親子ともに無理なく楽しめるでしょう。食事をする場合は、さらに1時間ほど余裕を持つのがおすすめです。

食事やおやつの持ち込みはできますか？

2025年7月16日現在、公式サイトには飲食物の持ち込みに関する明確な規定が見当たりません。館内にはカフェとレストランが完備されていますが 、アレルギー対応など個別の事情がある場合は、お出かけ前に公式サイトで最新情報を確認するか、施設に直接問い合わせることをおすすめします。

小学生と幼児、どちらがより楽しめますか？

メインアクティビティは、物事の仕組みを考えたりチームで協力したりする要素が多いため、小学校中学年〜高学年が最も深く学び、楽しめるように設計されています。 しかし、未就学のお子さんでも直感的に遊べる無料エリアが充実しており、入場無料ということも含め、家族全員がそれぞれの年齢に応じて満足できるよう工夫されています。

関連情報

JUNOPARK公式サイト: https://www.sekisuihouse.co.jp/junopark/ （※予約はこちらから）

木津川市観光協会: 地域の魅力を知ることで、お出かけがより豊かになります。